異常な価格差、アパートにより大幅に異なる「LPガス料金」の理由

北海道は土地が広く、積雪のため、LPガスの配送に労力を要するのでLPガス料金は高めです。

これは北海道に住む以上ある程度は仕方ありません。

しかし、今後の人口減少と新築アパートの増加により空室は増える一方です。

現状維持するためにもアパートオーナーは、入居者がLPガスを適正価格で使えるようにLPガス会社の見直しを検討しましょう。

現状のLPガス料金

平成30年4月24日(火)北海道新聞朝刊にLPガスの記事が掲載されていました。

紙面には、「道内全世帯の約6割がLPガスを利用。料金は全国平均に比べ2~3割高く、同じ事業者でもマンションやアパートにより料金が異なるなど、不透明さが指摘される」と書かれています。

これについては、総務省北海道管区行政評価局が、今月から道内約50の事業者や業界団体に対し指針を守っているか調査するそうです。

この現状をアパートオーナーの皆さんは、どうお考えでしょうか。

実際にアパートオーナーの皆さんは、所有アパートのLPガス料金を把握していますか。

入居して一冬過ぎたら春に退去する入居者はいませんか?

そのような入居者が現れたら、LPガス料金を疑ってみましょう。

なにせ2割、3割高いのが当たり前の北海道価格ですから。

引越し

LPガス料金が高い3つの理由

では、どうしてLPガス料金は高いのでしょうか。

第1に都市ガスと違って配管で送るわけではないので、ボンベを配送して設置しなければなりませんが、北海道は土地が広く、積雪のため配送費や人件費が余計にかかります。

第2に原油価格に連動するため原油価格が高騰した場合は高くなります。

第3にアパートなどの共同住宅は、ガス配管をLPガス業者が無料で配管工事を行い、入居者のLPガス使用料から工事費を回収します。

LPガス料金の仕組み

LPガス料金は自由価格になっていますが、料金体系で一般的なのは、二部科金制で「基本料金」と「従量料金」に分かれ計算されています。

「基本料金」は、供給設備や保安などの費用が含まれ、ガスの使用量に関係なく請求される金額です。

「従量料金」は、ガス原料費や容器配送費を含んでおり、使用量に応じて支払う金額です。

<計算方法>

月額の基本料金 + (1㎥あたりのガス単価 × 使用量)

平成30年6月10日現在の一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のホームページを見ると、北海道(道央)の平均価格(相場)は、基本料金 1,939円、従量単価 712円になっています。

具体的に10㎥を使用したと仮定した場合の料金は、

1,939円(基本料金)+7,120円(712円×10㎥)=9,059円

になります。

これに対して協会価格は、一戸建の場合基本料金1,600円~、従量単価480円になっています。同じく10㎥を計算すると

1,600円(基本料金)+4,800円(480円×10㎥)=6,400円

になります。

参考URL:プロパンガス料金消費者協会 https://www.propane-npo.com/

高いLPガス料金の対応策

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のホームページで確認した協会価格の料金と所有アパートのLPガス料金と比較してみていかがでしょうか。

もし所有アパートのLPガス料金が高いようであれば、対応策は2つしかありません。

LPガス会社に折衝して料金を下げてもらうか、LPガス会社を変更するかです。

私の場合は、新たにガス料金の見積りを出してもらった会社と現在供給している会社の価格差が約4割あったため、最初は料金を下げてもらうように折衝しましたが、らちがあかずLPガス会社を変更しました。

LPガス会社を変更するといっても、手続自体は変更先の営業担当者がすべて行ってくれます。

既存のLPガス設備は、変更先の会社が今まで供給していた会社から買い取りますので、特別な問題は起こらず、スムーズに変更できました。

オーナーが行動しなければ、LPガス会社は絶対に料金を下げることはしません。

将来を見据えてLPガス料金とガス会社の見直しを検討する時期ではないでしょうか。

まとめ

  • LPガス料金は同じ事業者でもマンションやアパートにより料金が異なる
  • 共同住宅はLPガス配管工事費を入居者から回収している
  • LPガス料金を下げるには業者と折衝か、業者を変更するしかない。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 
不動産売却一括査定「イエイ不動産売却査定」

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